☆子犬系男子にご用心☆




そして、夏休みに入り夏祭り当日。
私は自分で浴衣を着る。


髪もアップにして軽く化粧を施して。
気合十分。



あれから、結局私は臣に気持ちを伝えられていないまま。



改めてってなると、気恥ずかしくてつい先延ばしにしてしまう。




待ち合わせ場所につくと、臣はもうすでにやってきていた。
話していた通り、臣は紺色の甚平をしていた。




「結芽ちゃん!可愛い!」




私の浴衣姿を見て、目を輝かせる臣に恥ずかしくてうつむく。
薄桃色の浴衣。
臣が気に入ってくれて嬉しい。



「いこっか」



臣が自然と差し出した手に自分の手を重ねる。
浴衣姿の私に会わせてゆっくり歩いてくれる臣の優しさが嬉しい。