☆子犬系男子にご用心☆




「もうすぐ夏休みだね」

「うん。結芽ちゃん、行きたい所ある?」

「んー、あ、お祭り行きたい」

「いいね、いこう。夏祭り!」




手を繋いで帰る帰り道。
手から伝わる臣の温もりが心地いい。




「結芽ちゃんの浴衣姿、楽しみ」

「え。浴衣?」

「え、着ないの?」

「き、着る・・・」




臣が、着てほしいなら。
なんて考えてる時点で、きっと私はもう・・・。


でも、今更。




今更、臣に気持ちを伝えるなんて恥ずかしくてできない。





「臣は、なに着るの?」

「え?んー、僕も甚平とか着ようかな」

「臣似合いそうだね」




想像してみる。
うん、きっと似合う。