「・・・結芽」 「はっきり、言って。優しい言葉は、いらないから」 言葉を選ぼうとしている春兄に、牽制するようにそう言った。 切り捨ててほしい。 打ちひしがれて、立ち直れないくらいに。 思い残すことが、なくなるように。 「ごめん」 涙が一筋流れる。 ミルクティーを握る手が震える。 「うん」 声は、震えていないだろうか。