でも、確かにあたしの高校の制服を着ている。 「佐藤さんだよね?一人で何してるの?」 あたしは彼の名前なんて知らないに、あたしの名前を知ってる彼が怖い。 まあ、外見もだけど。 「大丈夫、です。一人で立てます」 差し出された手を無視して立ち上がる。 「あ、もしかして迷子?」 ケラケラと楽しそうに笑う彼。