メモリーアミティエ-ふタりカくれンボ-

「馬鹿っぽい顔……」

美優が引きながらぼそっと呟く。
すると、さっきまでへらへら笑っていた麻衣の顔が一気に強張る。

「……どういう意味?」

「あのねぇ……私達、すっごい心配したんだよ!? それなのに……」

拳を胸の前まで持ってきてぎゅっと握りしめる美優。
それを麻衣は手のひらを美優に近づけて押しのけるようにした。

私がいることも考えてほしいんだけど……。

「のーのー。心配はもういりません。男子がいるし私達も……」

「男子に頼るつもり!?」

「さ、最後まで聞いてよ。私達も子供じゃないんだよ! 大人と同類なんだよ! 行ける気がする!」

「麻衣が言うことじゃないと思うけど……」

麻衣が大人と同類なんかいうから突っ込んでやった。
この中だと麻衣が一番背が低くて小柄なんだけど。麻衣が言っても説得力がない気がする。