「あっ、田中くんおはよう」
…内藤光凛。
学園アイドルと呼ばれる人気者な内藤さん。
正直俺は話したくもないんだけど挨拶くらいいいか。
だって、アイドル的存在な彼女だぞ?
俺から見てもかなりレベルは高い。
のだけれども、俺はそんな人とは関わりたくない。
よく女子校生が読んでいるケータイ小説でよく見かけるような俺様な人間でもないし。
むしろ、あんな台詞を言ったら引かれるだろう。
人と話すのが好きではなくてかと言って地味系男子なワケでもなくアニメとかだったら間違いなく友人A的な立ち位置の俺だし。
「……おはよう。」
「昨日の宿題どうだった?」
「やってない、けど」
「だったら私の見せてあげるよ!はい、どうぞ」
俺の目の前にいるこの方は間違いなく神だ。
そう思ってありがたく宿題を移させてもらった。
「ありがとう、内藤さん。」
「明日からはちゃんとしてくるんだよ?」
ふふっと笑い、内藤光凛は教室から出ていった。
