中川大介が大爆笑を初めて早10分。
漸く気が済んだ中川は俺に話しかけてきた。
…忘れていたんだけどさ、今、昼休みなんだよな。
あのさぁ、飯、食べてないんだよなぁ。
「いやぁ、こんなに笑ったの久しぶりだわ」
「俺はとっても不愉快な気持ちで一杯ですけどね」
「ほら、オレ、昨日お前にありもしない事実を口走ったじゃん、さっき光凛からかなり怒られてさ、反省したんだよ」
「の割には、人の前で大爆笑してましたけどね」
「あの、うん、ゴメンナサイ。」
そう言って中川さんは90℃のお辞儀をした。
なんだこの人育ち良すぎるだろ。
まあ、正直に謝ってくれたので許すことにする。
(た、ただ普通に売店で買った焼きそばパン早く食べたいだけとかじゃないんだからなっっ!!!)
「まぁ、怖かったけど、もういいよ」
「あー、良かったぁああああ…」
「じゃあ俺もう行くわ、また。」
そう言って全速力で俺は走った。
焼きそばパンを、食べる為に。
誰もいない場所で俺は無事焼きそばパンを食べたのだった。
