12月の初め。 学校から帰るとパパもママも陸もいた。 「もも、おかえり。」 パパが優しく微笑んでそう言ってくれた 「ただいま。パパ珍しいね? こんなに早く帰ってくるの。」 「今日はももと陸に話があるんだ。 もも着替えたらリビングに来てくれ。」 「わかった。」 それだけ返事をして自分の部屋へ行く。 なんだろう。 なぜかすごく嫌な予感がする。 大丈夫、大丈夫と 自分に言い聞かせながら 着替えを済ませてリビングへ向かう。