虹色の砂時計

「杏菜、私の事わかる?」

「へ?花音でしょ?」

杏菜は状況を理解していないのか頭にはてなマークを浮かべながら答える。

「じゃあ、こっちは?」

そう言って水橋は俺の肩をぐいっと押し出す。

「稜ちゃん…でしょ?」

俺が何も言えないでいると杏菜が急に焦りはじめて

「稜ちゃん、どうしたの?泣いてる…。」

と言った。