「りょうたぁーーー。」

いきなり叫ぶ颯太。

今は俺の家。電話がかかってきたと思ったらこれだ。

頼むからそんなに大きな声で叫ばないで欲しい。

鼓膜が破れる。

「稜太、大事な話があるんだよ!」

いかにも切羽詰まってます!的な声の颯太。

仕方ない…。

今はそれどころでもないが話くらいは聞いてやろう。