虹色の砂時計

「んーと、杏菜の必要なものは…。」

そう言いながら部屋の中を探し歩いている花音ちゃん。

私はなにも覚えていないため何も出来ずに花音ちゃんの行動を目で追う。

「よし、これで完璧!杏菜ぁ~私の家行こー。」

花音ちゃんに押されて小さな返事しかできなかった。