花音ちゃんは私の様子を見ながら色々と話をしてくれた。

家族のこととか友達のこととか。

しばらく歩いていていると急に花音ちゃんが立ち止まった。

どうしたのかな?

「杏菜、ここが杏菜の家だよ。」

ここが…?

全然そんな感じがしない。

それにこの家なんだか入りたくない、嫌な雰囲気が漂ってる。