虹色の砂時計

昨日のことだった。

夜ご飯のとき、おれは母親に呼び出されてお使いを頼まれた。

近くのスーパーまで自転車で行き、買い物を終えた帰りの途中のこと。

公園に人影が見えた。

よく見るとその人は一人で泣いている。

通りすぎたとき、顔が見えた。彼女が顔をあげたのだ。

それが、杏菜ちゃんに見えた。

帰ってきて暫く引っ掛かっていたものの一晩寝たらすっかり忘れていたのだ。

また明日にでも稜太たちに話そうと思い足を早めた。