虹色の砂時計


「はい、やめ!じゃあ隣の人と交換して。回収したら解散なー。」

私は稜ちゃんのテストの丸つけ。

稜ちゃんの点数はやっぱり満点。

学年2位だからね…。

「忘れてたが、今日から5点以下は、もう一回このテスト放課後にやるからなぁー。」

えっ…?マジですか…?

10点満点中6点以上とか…今までにとったことすらないよ。

稜ちゃんから返ってきたテストを見て、結果は分かっていたもののがっくりと項垂れる。