虹色の砂時計

花音に追い出された俺たちは屋上に向かって歩く。

「なぁ…杏菜は何で記憶喪失になっちまったのかな?」

苦しそうな表情で言う稜太。

俺も花音が…って考えると受け入れたくない。

「お前、よく受け入れられたな。」

さっきも思ったけど、稜太は凄い。

だって俺だったらきっと花音が怖がっているのを無視して泣きながら問い詰めていたと思うから。

「あぁ…。杏菜の目が本気だったから。俺だって出来れば信じたくないって…。」

だよなぁ~。

あ!俺はある考えが浮かび携帯を取り出した。