虹色の砂時計

「イヤッ――!!!」

えっ?何があったの?

稜太くんが杏菜に拒絶された、ように見えた。

それを思ったのは私だけでなくみんな唖然としている。

「さわ…らないで…くだ…さ…い…。」

杏菜の声は震えていて、私たちを見る目が知らない人を見ているようで…。

なんか恐怖が押し寄せてきた。

そんな恐怖を追い払うように

「杏菜?稜太くん、倒れた杏菜を心配してくれて保健室まで運んでくれたんだよ?」

と言ってみる。

だけど、なんかやっぱりおかしくて、見えない恐怖に飲み込まれそうになる。