虹色の砂時計

「あら、おはよう。上村くん。」

たった今気づきましたよ。キモいよその顔。

というオーラを出しながらそう言う。

「かのーん。おはよー。あ、澤田も!」

あ、奏佑もいたんだ。さっきまで稜太くんの後ろに隠れていたから気づかなかった。

「おはよー。奏佑。」

「あの~遅刻しちゃうよ?今から歩かないと。」

杏菜に言われて気づく。急がなきゃ。

みんなが思っていることは同じだったらしく

「よし、急ぐぞ!」

という、稜太くんの言葉で走り出した。