虹色の砂時計

「「え?」」

奏佑と水橋の声が重なる。

「稜太、そんなに簡単にこんなこと信じるのか?」

俺だって信じたくはない。

こんなことなんて。

「でも、杏菜の目は態度はいつもと違う。
それに、俺に怯えた。これだけで条件は十分ある。
それに、杏菜を疑いたくない。」

「それもそうね。杏菜が私たちに嘘つくような子じゃないもんね!」

涙を流しながら、強がっている事が言葉からも表情からも分かった。

「奏佑も信じるよね?」

半ば強制的に意見を、賛成を生まれなければ促す水橋。

「お、おう…。俺も信じるよ。」

水橋に押されて言葉を発している様子の奏佑。

でも、ちゃんとこの事実は受け止めていてくれているだろう。