昨日の水族館楽しかったな。

「稜太、顔キモいことになってるぞ。」

隣にいるのは奏佑。最近はよく一緒に学校に行っている。

急いでにやけそうになる顔を押さえる。

あ。目の前に、杏菜と水橋がいる。

「杏菜、水橋、おはよ。」

俺は杏菜の肩を軽く叩きながらいう。

杏菜は一瞬ビックリした顔になって顔を真っ赤にさせながら

「おはよー、稜ちゃん。」

と笑顔で挨拶してきた。

杏菜の笑顔は破壊力が半端ない。

可愛すぎるだろ///

「あら、おはよう。上村くん。」

いかにもたった今気づきましたよ。的な雰囲気が水橋からでている。

「かのーん。おはよー。あ、澤田も!」

あ、こいついたんだっけ。奏佑は相変わらずうるさい。

そして、杏菜はオマケかよ!

「おはよー。奏佑。」

水橋は、さっきと違って嬉しそう。

「あの~遅刻しちゃうよ?今から歩かないと。」

杏菜に言われて時計を見る。

今から普通に歩いていたら間に合わない。

「よし、急ぐぞ!」

俺の合図(?)で走り始めた。