虹色の砂時計

――2分後――

私は今黒板の前に立っている。

何もせず、ただただ立っているのだ。

目の前にはずらずらと書かれている英語の文章。

解読不可能な文字ばかり連なっているのだ。

「あれ?澤田、こんな問題も解けないのか~。」

「………解けません。」

うぅぅ…悔しい…。

こんな難しい問題なんて解けるわけないじゃん。