虹色の砂時計

助かった…。

フードの人に捕まってあのまま逃げられなかったらどうなっているのか。

考えただけでも震えてくる。

この頃にはすっかり稜ちゃんとのデートのことは忘れていた。

私は布団に潜りながらしばらく声を押し殺して泣いていた。

そして、気が付いたら寝ていた。

次の日、前の日の嫌な記憶は無く、花音に昨日のデート話をしたくて早く家を出た。

それから急に

『お前が…お前が悪いんだ。』

って声と耳鳴りがして気を失ったら記憶が無くなっていたんだ。