夢か、
『・・・りょ、うくん、』
コンコン、
「失礼します。璃乃(りの)様、おはようございます。」
『・・・』
「璃乃様?」
『ふふ、おはようございます、さ・が・らさん?』
「(黒い笑顔がみえる・・・?)えーと、、」
『前から言ってるのだけど、なかなか直らないですね、・・今は二人だよ?』
「あ、・・・ごめん。・・・璃乃ちゃん。」
『うん、それがいいな、蒼(あお)くん。』
「次からは、気をつけるよ。」
『うん!』ニコッ
「(朝から璃乃ちゃんの微笑みはつらい、かわいいけど、)はは、・・・」
・・・昨日はあまり寝れてない。
はぁ、今日はアノ人に会いに行かないといけないのに、クマあったらどうしよ。
しんどい、
なんて思ってたけど、蒼くんの声で少し元気出た、かな(笑
私の朝は、蒼くんの声で始まる。
嫌なことがあっても、蒼くんの声でほっとする。別に好きとかじゃなくて、もっと、こう、蒼くんは、家族のようなものだから・・・