病み日記

頭がクラクラする…

「歩結先輩。大丈夫ですか?
顔色悪いですけど…」

「…」

「…歩結先輩?」

「…え?あっ、ごめん。
どうしたの?みほちゃん。」

「いぇ…大丈夫ですか?」

「大丈夫大丈夫!ごめんねっ、ありがとう♪」

私は無理に笑顔を作った。

「それでは席に着いてください。
第1回の委員会を始めます。
私は、委員長の山内です。
よろしくお願いします。」

私は必死に意識を保った。

「以上で委員会を終わります。
起立、気をつけ、礼。」

「ありがとうございました。」

「ふぅー。お疲れ様です!
歩結先輩!」

「ありがとーっ
みほちゃんもお疲れ様!
もう、帰って大丈夫ょ!
後はやっとくから♪」

「ありがとうございます!
じゃあ、お言葉に甘えて…
さよなら!」

「バイバーイ」

「山内さん、お疲れ様!」

「平打先生!ありがとうございます♪」

フラッ

あっ…マズイ…

バタンッ

「山内⁉︎山内⁉︎」

平打先生は急いで職員室に向かった。

「え!?山内⁉︎大丈夫?!」

立上先生だ。
ちょうど通りかかったのだろう。

「もしもし、立上です。
3-5の教室で山内が倒れています。
男の先生を呼んでください。」

「山内ー大丈夫?
しっかりして!」

私の意識はだんだん遠のいていった…