病み日記


…真っ暗だ。。ここはどこ…?

「山内!!歩結⁉︎」

ハッとした。
またか…と思った。

「ごめんなさぃ…私…」

「なんで謝るの??先生は大丈夫だから気にしないで?」

「ごめんなさぃ…」

どうして…どうしてこうなってしまうんだろう。。
ただ不安で悲しくて…

「ハァハァッ、ハッ、ハァハァ」

、。⁉︎

また…始まった…?
今は、大竹先生しかいないのに。。

「ハァハァ、、、ハァハァ、、」

「山内⁉︎大丈夫か?!ど、、どうしよう」

大竹先生は慌てながらも、袋を口にあててくれた。
そのかいあってか、しばらくすると過呼吸は治まった…

「すいません…迷惑かけて…ゴホッ」

「無理して喋らんでいい。
まだ、ゼイゼイ言ってるから。。」

そう言って優しく抱きしめてくれた。
大竹先生は男なのにいやらしさは感じなくてただただホッとした。

「…山内、落ち着いたらちょっと立ってみてくれるか?」

「は…はい。。」

ベッドの縁をもってゆっくり立ち上がったものの、強い眩暈を感じた私は立ってられなかった。。

フラッ

「山内⁉︎」

大竹先生が支えてくれたから頭を打つことはしなかった。。

「大丈夫か?ごめん。ちょっと床に頭つけるな?」

大竹先生はすぐに枕を私の頭の下に入れ込み、毛布をかけてくれた。

「山内…ちょっと立上先生呼んでくるから、少し話できるか?」

私は無言で頷いた。。

「よしっ」

大竹先生はそう言って私の頭をポンッとなでて、保健室を出た。