病み日記


なんだか…息苦しい。。

立上先生が起きたのか、物音がし始めて、しばらくしてから立上先生は私に声をかけた。

「おはよう。山内。
…寝てないの?」

「…寝つけなくて。。」

「そっか、。
そろそろ8時だけど、どうしよっか?
パンでも食べる?
授業は受けれそう?」

「お腹空いてないので大丈夫です!
授業行ってきますねっ」

そう言って私はその日は普通に授業を受けた。
_________________________________

「よし、作業は大体終わった?
今日は終わろっか!」

「…山内?」

「ぇ?あっ、はいっ。
気をつけ、礼」

「ありがとうございました!」

いけない…ボーッとしてた。。
号令くらいはちゃんとしなきゃ…

「あ!みんなちょっと待って!
実は。。企画委員会の顧問の先生が新学期から変わることになりました。
だから明日からは、、、
入ってください」

ガラッ

「立上先生、花田先生、中川先生に顧問として受けもってもらいます。」

…ぇ。。
嘘でしょ…
私のことわかってくれるのは田部先生だけだったのに。。
これから、、どうしたらいいの…?

「山内?山内⁉︎」

ハッとした。
気づいたら、もうみんないなくて立上先生だけが居た。
ボーッとしてたみたいだ…

「…ぁ…ごめんなさぃ…」

「ハッ、ハァ、ハァ、ハァ」

…⁉︎ 息が… どうして?
そんなことを思いながら私は膝をついた。

「山内⁉︎大丈夫?
落ち着いて。ゆっくり息をして」

立上先生が、私の背中をゆっくりさすってくれた。

「ハァハァ、ハァ、ハァ」

今回は何故か治らなくて私の意識は朦朧としていた。
立上先生はただ心配そうにこっちを見ている。

「ちょっと…誰か先生呼ぶね?」

…嫌…!
そう、思った私は立上先生の腕を掴んで最後の力を振り絞って大きく首を横に振った。

「けど…山内…」

私は、無理矢理笑顔を作ってなんとか立ち上がろうとした。
けど、立ちあがった瞬間、私の意識は途切れて倒れてしまった。。