沈黙が気まずい…と思ってたら。。
「山内さぁ?」
「は、はぃ?」
「リストカットしたんだって?」
「…」
びっくりした。
そんなに直球で言ってくると思わなかったから。
私は素直に頷いた。
「…あのさ、
山内、、リストカットはやめな?
自分も辛いでしょ?
血圧も…ちょっと低いから…」
「…はぃ…
すいませんでした…」
私は、ただ自己嫌悪に浸っていた。
もう、どうしたらいいかわからなかった。辛くて悲しくて。。
その後は、何も言えなくてただ1時間の時が刻々と過ぎていった。
田部先生は何も言わずにずっと手を握っていてくれた。
温かかった。とっても嬉しかった…
ガラッ
「田部先生、そろそろ1時間ですが…山内は大丈夫そうですか?」
立上先生が戻ってきた。
「そうですね。多分大丈夫だと…
私も、今日は学校には居るのでなにかあったら職員室に…」
「わかりました。ありがとうございました」
そうして、また立上先生と2人になった。
「山内、もう10時回ってるけど…寝たほうがいいんじゃない?」
「いぇ…最近寝てないので」
「え!?大丈夫なの⁉︎」
大丈夫なわけないじゃん…
けど、そんなの言えなくて…
「大丈夫ですよぉ!!笑」
って誤魔化した。
なんだか、胸が締め付けられた。。
「…とりあえず、電気消そっか?」
「はぃ。おやすみなさい。」
そして、しばらくすると立上先生は眠りについて、私は一睡もすることなく、夜は明けた。
