神様の藥箋







しばらく笑顔を浮かべていたエレナだったが、自分の告白めいた言葉を理解した途端、頬が真っ赤に染まっていった。




あわあわと口を鯉のように開閉したけれど、どれもまともな言葉にはならず。




結局、誤魔化すようにこほんと咳払いをして、赤い頬のまま早口で喋りだした。






「ま…まあ、とにかく。


ラルフ様も私もこれまで通り、関係になにひとつ変化などございませんので…、





いままで通りでお願いします。








では、えっと…あ!水汲み!水汲みをしてきます。」







そういって逃げようと、そそくさと立ち去るエレナの腕を、ジルは掴んで止めた。