「日を、教えていなかったな。」 少なからず動揺しているジルを見て、ラルフは静かにいった。 「五日後、ここを経つ。エレナも一緒だ。 …異国の地で朽ちる前に、お前と会えてよかった。 お前の健闘を、この空のどこかで祈っといてやるよ。 それから…、 エレナは大事な助手だろう? 時間はまだあるから、しっかり挨拶をしておけよ。」 最後にポンとジルの肩を叩いて、ラルフはのっそりと部屋を後にした。