神様の藥箋




ここまで。




ここまで、女の、しかも自分より十も年下の娘に求愛されて。




嬉しいよりも、疑問が勝ってしまう。



自分の何がいいのか、見当もつかない。


今更ながら身なりも汚く、無精髭さえ処理していないから、乞食と蔑まれても、自分で納得してしまいそうなくらい、ひどいのに。




疑問をそのままぶつけても、彼女はただ、全てが好きなのです。というばかりで、一向に頷ける答えは返ってこない。




中途半端な気持ちを、宙でぶらぶらさせながら、彼はポツリと言ったのだ。





「助手で良いなら。」