そしたら、何か手渡された。

これは...

「こ、これ...私の連絡先...」

そう言って、小さなメモを受け取った。


やべぇ、素直にうれしい。

照れを隠すようにして

「おう、さんきゅ」

そう言って笑った。


「あのっ、名前...なんて言うんですか...？」

名前も聞かれるなんて。

「ばーか、敬語やめろよ
俺は菊池勇太、よろしくな」