『カンニングしたら即留年。
お前ら、一年に一回のテストくらい赤点免れろよ?
じゃー、始め〜』
ダルそうにそう言ったきょーセンの言葉で、みんな一斉に問題用紙を開いた。
てか、きょーセン緩過ぎでしょ。
あんなんで良いのか、教師のくせに。
周りより一歩遅れて問題用紙を開く。
この前将に勝負を挑んだからか、倉庫で猛勉強していた将は、隣で猛スピードで解答欄に記入していた。
類は…うん、マイペースって言うの?
いつも通りゆっくり解いているようですが。
1時間目は国語。
なんだか知らないけど、小説ぶんやら何やらが沢山載ってる。
…このテスト、毎回自習してる学校の割にはレベルが高いと思うんですが。
まぁ、解けるけどね?
最後に作文を書き終えて、時計に視線を移す。
ただいまの時刻…9時30分。
開始したのが9時10分だから…20分ですか。
まぁ…こんなものだよね。
流石に読む時間もあるし、5分で終わった! なんて神業できないよ?
お隣からまだガリガリ…カリカリ…と聞こえてくるから、まだ将と類はとき終わってないらしい。
ガリガリ聞こえるくらい強く書いてるのが将で、カリカリゆっくり書いてるのが類。
真逆すぎて面白いよ、この2人。


