『杏ちゃん、なんか嬉しそうだね?』
『楽しそうだね??』
怖くなくなったのか、また右と左にくっついてきた陽と零を見て、口角を上げる。
みんなが秘密にするなら、私も秘密にするけど、良いよね?
『秘密!』
私の言葉に、類が顔をしかめた気がするけど…まぁ、気にしないでおこう。
『文化祭、楽しみ!』
『はしゃぎ過ぎてヘマすんなよ』
私の言葉に突っかかってきた将を睨みつける。
全く……さっき怖がってたくせに、よく喧嘩売れるよね?
やっぱり将って馬鹿じゃん。
『その前にテストある事、忘れないでね』
私と将の喧嘩を止めながらニッコリと笑った夏を見て、将と陽…類までも顔を引きつらせた。
私、馬鹿じゃないからテストなんて余裕ですよ?
『杏ちゃん、一緒に留年しよう?』
陽が目をキラキラと輝かせながらおねだりしてきましたけども。
『なにそのお誘い‼︎ 絶対嫌だよ?』
思わず口に出るくらい、乗りたくないお誘いですよね、これ。


