紅一点の最強美少女!!!





そんな私を見たのか、見てないのか。

肩を叩かれ視線を向けると、類が移動するとだけ呟いて立ち上がる。



私もそれに続いて、慌てて立ち上がり、類の後をついて行った。




『……どこで寝る』




幹部室に入ると、自分専用の椅子なのか、ドカッと腰をかけた類が私を見てそういう。




どこで寝るって何?



……ん? 私、ここに泊まる予定なんだっけ?




さっきこんな話した気がするけど…多分、したよね? うん。





『私は何処でもいいよ?


床でもいいし!』



泊まらせてもらうんだからね?


まぁ、踏まれたら殴り返すかもしれないけどさ。




『……却下』




私の言葉に一言そう言って切った類が、ため息をつく。



ちょい待ってよ。


今の呆れたようなため息はなんなんでしょうか? 類さん。




そんな私の訴えがわかるはずもなく、立ち上がった類が、自分の椅子の後ろにあるドアをさす。




『ん? そのドアがどうかした?』



『……ここで寝ろ』