紅一点の最強美少女!!!




どのバイクがいいかなぁ…


チラリと周りを見る。




あっ


このバイク、かっこいい……。




私が見つけたのは一番奥で押さえ気味に存在感を放っている黒いバイク。




「…これ、のりたい。」



誰の、だろう?




「…………………………俺。」



お、類???

「…乗っても、いい?」



「………ああ。」



よかったあ…本当。

乗るなとか言いそうだもんね。



「よっと。」



「……乗れるのか。」



「私、よくるっちゃんのとか乗ってるからかな。」




自分のも持ってるけど。


あれ、灰狼の象徴だし。



灰狼のこと、言うつもり無いし。



面倒だから?



「……そうか。」





そう一言言った類はメットを私に渡してバイクを走らせた。




…類、メット被ってないけど。


これ、違反だよね?


大丈夫なの??






ブォンブォーーーーン



てゆーか、音でかいよ…

近所迷惑だよ…。