「てゆか、暁兎の娘なのか?お前。」
お、空気化してたきょーセン。
「んー…まぁ、うーん…。」
「え、なにその認めたくねえよ感。」
え、だって認めたら面倒だもん。絶対。
「「ねーねー!!!!!」」
私の目の前にズイッと顔を出す双子。
この双子顔出すの好きなの?
「ん?」
「杏ちゃんもー」
「一緒にー」
「「倉庫おいでーーっ!!!」」
またまた見事なハモリですね……。
てゆか、私倉庫なんか行かないよ!?
行ったらあれでしょ?
何か、他の族に見られて勘違いされたから護るために姫になってー。的な。
お母さんからお話は伺ってるんですよ。
その手には乗らない!
「……なぁ。」
「何ですか?」
あれ、てゆーか、私所々敬語になってる?
え、この威圧オーラのせい???


