紅一点の最強美少女!!!




別に気に入られなくても良かったんですけども。




「…なあ、」





キャッキャッと双子とじゃれ合っていると、落ち着いた声色で何かを言い掛ける類。




「なに?」





ピタリと動きを止めて類をみる。



「お前…」


お前の後に続けられた類のことばはとても衝撃的だった。






























「………お前、麗華に入らないか…??」













その一言が類の口から発せられた瞬間、
クラス中が静かになって。



皆の視線が私に向けられた。



私がなんと答えるのか見物なのだろうか?




おあいにく、皆の望んでいる答えなんて。

私は出さないと想うけど。




「………お断りするよ。

私、縛られるの嫌いだし。」





もちろん嘘だけど。



しばられるのが嫌いなのは確かにそうだ。

だけど、これを断る理由になるほど嫌ってわけではない。