紅一点の最強美少女!!!




「てゆかー、クソ女って何??

私からしたら無免で車を乗り回してるあんたの方がクソ男だと思うけど。」



私がそう言い放つと、しーんと静まりかえった教室。



「……てめぇ…。」



おっと。今のは目の前の無免男の癪に触ったかな。多分。





「謝って!!!」

「謝って!!!」


「「じゃないと危険だよー!!!」」



双子が私の前をあたふたしながらそう訴える。



「………なんで?

私は悪くないと思う。」



そう言うと、ピタッと止まってザザザッと後ずさった双子。




その瞬間。




ヒュッ




と風を切る音がしたと想うと、目の前に拳が迫っていた。




……っは、これで全国張ってるの?


こんな。



「遅い拳で……。(ボソッ」




それを軽く受け流し、隙だらけの下腹部に蹴りをいれた。