紅一点の最強美少女!!!




超絶似合わないと思うのは私だけですか?

多分、零は双子だから良いとして。
類が反応していないところを見ると、知ってたって事だよね?


てことは、結構麗華公認なのかな、陽の腹黒キャラは。


『……杏、何か食べるか?』


『え? あー…どうしよ』



いつの間にか着いたらしい食べ物のコーナーを指して聞いてきた類に、あたりを見渡して舌鼓を打つ。


たこ焼き、クレープ、アイスに焼きそば!

他にもプリンとか美味しそうなの沢山ありますね…。
迷う。



『取り敢えず、クレープ買ってくる!』


将あたりに、甘いものが先かよってツッコミ入れられそうだけど、そんなことは気にしませんよ。


仕方ない。
なぜなら、クレープが私を呼んでいるから!



と言うわけでクレープの店へと一直線に向かう。

…物凄く、周りから見られてる気がするけど多分気のせい。

いや、気のせいだと思いたい。



『すいません、えーっと…苺のクレープ1つください』



周りの視線を無視してクレープの店に並び、店員さんに声をかけると、店員さんは少し顔を赤らめながら注文を繰り返した。


あの人、風邪なら休めばいいのに良く働くね。

まぁ、勝てば旅館だし。
そりゃあ休まずに働きたいと思うのも分かりますけど。