紅一点の最強美少女!!!




『そういや、お前雷火のやつらに何か気に入られるような事したのか?』


私を見下ろして不思議そうに言った将に、少しムカッとしながらも首を傾げてみせる。

上から見下ろしてくるのが気にくわない!
それは私への当てつけですか?
自分は身長が高いからって…!


と言うより、私は何もしてないし。

てゆか、ヤッパリ気に入られちゃってる感じですか、この状況は。



『うわ…超面倒な事になった』

『声に出てんだよ、バカ女』


将が一々突っかかってきたのにわざと乗っかって、ニヤニヤと笑いながら言い返してやる。


『わざと声に出したんですけど。
そんな事も分からないなんて、お子ちゃま』

『あ? だ・れ・が、お子ちゃまだボケ』




私の返しに眉をピクピクとひくつかせながら返した将に、更に笑みを深める。


『髪の毛をバリッバリに染めてて、多分大人になったら一番に禿げそうな人の事だけど、何か?』