訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】


「ひゃっ」



額に手をやり自分のしでかしたことに頭を抱えていると

入り口の方から、また小さな悲鳴がした。



「瀬戸?」



立ち上がると同時に、ゴロゴロと空が鳴る。

やっぱりカミナリが鳴っているんだ。

だとしたら、もうすぐ雨が降るかもしれないな。

車で送った方が良いかもしれない。

そう思って、店内に向かう。

すると、店の入り口で床にしゃがみ込み

小さく体を震わせている瀬戸の姿が目に入った。



「大丈夫か?お前、やっぱりカミナリ苦手なんじゃないのか」

「……だ、大丈夫です」



いつのも元気はどこえやら、蚊がなくような小さな声で言う彼女。