訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】


口に含んだ瞬間、鉄の味が口内に広がる。

傷口はどこだ?

患部を探すように、彼女の指を舌で舐めていく。



「ッ……あ、あの。湊叶さん」



急に焦ったような声。

それと同時に、ピクンと彼女の体が震えたのか指先にも伝わってきた。



「ん?」



瀬戸の指を口に含んだまま、顔を上げ彼女の方を見る。



「いや、あの……大丈夫、ですから……その、指……」



指?なんで、そんなに顔を赤くして――。

ふと我に返り、彼女の指を口に含んだまま

一連の行為を振り返る。



「あ、いや……ゴメン。これは、その……ばあちゃんが、幼い頃に。だから、その」



しどろもどろになりながら、説明する俺に対し

更に顔を赤くして、見つめ返してくる瀬戸。