訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】


本当は、ぼんやりとだけど覚えている。

だけど彼女に言うと、笑われそうだから言わない。

つばさは残念そうに溜息を吐いて、俺の胸に顔を埋めた。


正夢になるといいな。

つばさと、いつか出来る俺たちの子供。


もしあの光景が実現したら、夢に見ていたことを

笑って彼女に話すことが出来るかもしれない。



「つばさ」

「ん?なぁに」

「一緒に、幸せになろうな」

「うん」



彼女の額に、唇を寄せてキスをひとつ落とした。

“約束”の意味を込めて――。


それは

ある夏の、穏やかなひと時の出来事だった。




【終わり】