期待を込めて呼んで見たけれど、ピシャリと断られる。 そう言うだろうと、なんとなくは分かってはいたよ。 いたけども……実際言われると、凹んでしまう。 私、二人の役に立てると思ったのに……。 「毎日、来るつもりなんだろ?」 しょんぼり、肩を落として下を向いていると ちょっと優しくなった声。 「そうですけど……」 湊叶さんの目が見られるなら、私頑張っちゃうよ。 体力には自信があるからね。 「お前、土日だけって約束だろ?」 いや、それは学校があるからで 無かったら、毎日でも来たいのに。