驚く俺を他所に蒼汰は、軽く笑って背中を押した。 なんでアイツが行きそうな場所まで、分かるんだよ。 少し嫉妬するぞ。 「行ってくる」 背中を押された反動で腰が上がり、そのまま俺は走り出した。 「やれやれ。世話のかかる親友だねぇ」 そんな溜息交じりの呟きを、店を出る瞬間聞えた気がしたけれど 蒼汰なりのエールだと思って、俺たちの砂浜に向かった。