訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】


そもそも俺は、この島に帰ってきてから恋愛なんて

もうすることは無い、と思っていた。


絢の事があって、女だけじゃなく人に接するのが怖くなっていた。

島に帰って来てから、蒼汰のお陰で人に対するものは

かなり軽減されてきたけれど、恋愛は別だ。


愛情と憎しみは、紙一重。

相手を想えば想うほどに、離れてしまう気がする。

俺は人を愛してはいけないんだ、と想うほどに――。


だから、自分の感情を隠すように前髪を伸ばした。

もちろん、この青い目を興味本位で見られたくないって言うのが

大義名分ではあるけど。


だけど、瀬戸に会って……彼女の内に秘めた苦しみを知って

自然にコイツのそばに居てやりたいって思った。

もちろん、同情なんかじゃない。

傷の舐め合いなんて、したくない。

ただ自分の過去を受け止めて、認めて、向き合ってる姿が眩しかった。