訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】


湊叶さん……私、なにか変なこと言ったかな。

もっと喜んでくれると思ったのに――。



「つばさちゃんゴメンネ。この後、俺たち青年会の会合に行かなくちゃいけなくて――」



えっ……それならそうと言ってくれれば良かったのに。

だから湊叶さん、慌てて奥に行っちゃったんだ。

良かった。また変なこと言って、怒らせたのかと思った。

いつもの調子で、のんびりしちゃった。時間、大丈夫かな?



「そうなんだ。私こそゴメンなさい。間に合う?」

「全然、大丈夫。気にしないで……でも、そろそろ出なきゃ。つばさちゃん、送ってあげれないけど平気?」



蒼汰さんは、私に気を遣いながらも時間を気にしてか

急いでコーヒーを飲みほした。



「大丈夫です。二人の喜ぶ顔見れたし、私帰りますね」