見た目は、全然普通なのにどこが治っていないのか私には分からない。
だけど、お医者様がそういうんだからそうなんだろう。
学校も始まって、私の手には進路調査表がある。
来年は二年生――。
大学に行くのか、それとも就職するのか。
今日は、紗和ちゃんにその相談をしようと約束をしていた。
彼女の家の前に着いて、チャイムを鳴らす。
「あら、つばさちゃん。久しぶりね、元気だった?」
インターホン越しに聞こえる、おばさんの声。
「おばさん、こんにちは。紗和ちゃんは?」
「紗和?さっき、コンビニにお使い頼んだのよ。もうすぐ、帰ってくると思うから上がって待ってて」
門をくぐってドアの前に行けば、おばさんが出迎えてくれた。
そして、リビングへ入りソファに座る。

