今までは、何かあればお店に電話していた。
だけど個人的な連絡先を知るって事は、いつでも連絡がつくってことで。
少しは私に心を許してくれてるって思っていいのかな。
「あぁ。会う訳じゃないけど良いだろ?近くに蒼汰がいれば代わってやるし、寂しくないだろ?」
あ、湊叶さん勘違いしてる。
私が寂しいって思うから、島に、湊叶さんに会いたいんだって――。
違うのに……好きだから会いたいのに、気が付いてよ。
「湊叶さん、私っ――」
「着いたぞ。俺、乗船券買ってくるからお前ここで待ってろ」
軽い身のこなしで、車を降りると
チケット売り場まで走って行ってしまった。
「あ……」
また、タイミング逃しちゃった。
本当に私って、タイミング悪いなぁ。
そのあとは、何気ない話をして家まで送ってもらった。

