うっそ……そんなことしてたの?
集中してると、よく百面相してるって言われるのに……恥ずかしい。
サーッと熱が引いていく頬を両手で押さえて、自己嫌悪。
「終わったんなら、送る……大丈夫か?気分悪いのか?」
「あ、いや平気です。変顔見られてたんじゃないかと思っただけです」
「……ん、まぁ……確かに、な」
湊叶さんは、声を抑えるようにクスクス口元を抑えて笑った。
うわぁ、やっぱり!!
蒼汰さんだけじゃなく、湊叶さんにも見られてたなんて恥ずかしすぎる。
その後――。
一向に起きない蒼汰さんは、放っておいて私たちは港へ向かった。
もちろん、湊叶さんの運転する車で。
「……心配だから、家まで送る」
「いや、悪いですし。ここまでで、大丈夫です」
「そういって、ちゃんと帰るとは限らないからな」

