コンコン……
控えめに病室のドアがノックされる。
「?、はーい」
誰だろう。
この一週間、両親以外は面会なんて来なかったのに。
まだ、検温の時間でもないし看護士さんじゃないよね。
「瀬戸、入っていいか?」
「み、湊叶さん?!」
嘘、どうして。湊叶さんが、わざわざ島から来てくれた?!
私はあたふたしながら、髪が乱れてないか手串で直していく。
「あ、友達いるのか。じゃ、後からでも」
「いえ。私は構わないですよ?」
どうぞ、と椅子から腰を上げて窓際へ移動する紗和ちゃん。
湊叶さんはちょっと気恥ずかしそうに、頭を掻きながら入ってきた。

